治療が妊娠・出産に与える影響や、妊よう性温存に関して悩んだ体験談を集めています。
第1子の頃から2〜3年不妊治療をしていました。そのときに採っていた受精卵が残っていたので、それを戻すだけでよかったんです。だから精子の保存はせず、移植した受精卵がうまく着床して妊娠が確認されました。
一般的な人よりはその機能が低下するから、もしかしたら子どもが授かれない場合はあるっていうふうには言われてたんですけど、第1子は自然妊娠で授かりました。
結果的に、私は「子どもを産まない」という選択をしました。告知のときから夫と一緒に病院に行っていたので、一緒に説明も受けて、2人で考えて、そう決めました。
『卵子だけでも保存できないか』と思って病院を紹介してもらいましたが、自由診療で30万以上。さらに誘発剤の準備で時間も必要で、次の手術までに間に合わない。『子どもは諦めて、命を優先しよう』と決めました。
妊よう性温存について気付いて、県内の病院に電話で相談したのですが、予約が取れるのが1月中旬や下旬。その後、採卵の周期を待つ必要もあって、治療開始に間に合わない状況でした。
2013年当時は「妊孕性」という言葉自体を知りませんでした。治療中は実際に生理が止まっていたので「強い薬なんだな」という認識はありましたが、先生から妊孕性に関する説明はありませんでした。
抗がん剤治療で卵巣機能が失われるかもしれないと先生からも言われていました。だからこそ、授かれたことが本当に嬉しくて、皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいでした。
主治医からは、卵子凍結をした場合の成功率や費用、そして「パートナーがいない状態で長期間保存することの負担も考えて」とアドバイスを受けました。そのうえで、私は「温存はしない」という決断をしました。
抗がん剤治療には生殖機能への影響もありますから、第2子はもう諦めていました。でも、たまたま休薬中に精子を冷凍保存しておいたものがあり、それを使って人工的な形で授かることができました。
妻も一緒に病院で説明を受け、可能性は低いと理解した上でTESE(精巣内精子採取術)を受けましたが、結果は精子はありませんでした。現在は特別養子縁組や精子バンクといった方法について、情報を集めています。
担当医のご意見をもとに、卵巣をひとつ残すことに決めました。
子宮とか、残ってる卵巣をとったほうがいいよっていう再発を考えた選択肢。もう一つ自分のライフプランを考えた上で、子宮とか右側の卵巣は残しとくという二つの選択肢があって。
精子保存の話はあったんですが、まさか自分が抗がん剤をっていうところまで正直想像が出来なくて、そうはならないみたいな思い込みで、実はその段階で精子保存をしなかったんです。
移植を受けたくないって思った原因の一つは、子ども産めなくなること。卵子保存のために、凄くスケジュールを細かく組み立ててもらいました。
受精卵温存のために毎日病院通って、排卵誘発剤を打って採卵しました。職場復帰してからが大変で、夜11時に病院に行ったりしてました。
私の場合、卵子凍結が難しくて、先生から欧米では卵巣組織凍結っていうのがメジャーな国もあると聞いて、それをやりました。
今後子宮をこのまま残すことがちょっと怖くて、不安もありました。だからできたら、治療のためにも卵巣を取ったほうがいいんじゃないか、ということを家族で話し合いました。
今は妊娠もできないっていうことが、自分の中で自信がなくなってしまって、恋愛にはなかなか踏み出せないですね。
16歳の時だったので、何となく「放射線だったら影響するのかな」程度で深く考えていませんでした。
卵子凍結とかも方法はあるんですけど、妊娠中だったからそれもできない。選択肢があまりなかったです。