治療しながら働く、休職・退職・復職など、がんと仕事の両立に関する体験談を集めています。
噂が広まるのが嫌で、職員朝礼で言いました。教師の仕事が自分の人生には欠かせないものだと思ったので、仕事は辞めずに続けました。
治療中はストレスフリーで過ごしていましたが、仕事で一気にストレスがかかりました。「こんな生活を続けていたら、また転移や再発する」と思ったので、環境を変えようと思って退職することにしました。
2か月に1回くらいは自分から会社に状況を報告していました。幸い治療もおおむねスケジュール通り進んだので、大きな変更をお願いすることもなく、定期的に経過を説明していました。
やっぱり体調が万全ではない中で「頑張らなきゃ」と無理しても、結局は倒れてしまうかもしれない。仕事は頑張るんですけど、線を引く。ここまではやるけど、ここから先は無理、と割り切る考え方に切り替えました。
大学3年のときに将来を考えたとき、『薬があったから生きられた』という実感が強くて。新しい薬や治療に携わる仕事をしたいと思いました。
選考が進んで「健康診断書を提出してください」と言われ、出した後に落とされることが何度もあったんです。自分の実力不足もあったと思うんですけど、病気を理由に断られたのかもしれないと感じることもありました。
薬剤師免許を無事に取得して就職活動をしたときは、がんのことを伝えて受けましたが、病院や薬局は理解があり、「無理のない範囲で働いてみよう」と言ってくださり、就職はスムーズに決まりました。
舌の痛みは、食事や会話のときも常に伴いました。大事な会議では仲間が代わりに発表してくれたり、Web会議ではチャットでコメントを書いて読み上げてもらったりと、会社のメンバーに大いに助けてもらいました。
病歴があることを理由にトップ判断で落とされました。もちろん、経営側の負担も分かります。でも『2人に1人ががんになる』と国が言い、早期発見・早期治療を推進しているのに、現実は冷たいと痛感しましたね
当時の園長先生が「菅原さんはアクセル全開で復帰してしまいそうだから、ブレーキをかけながら戻ってきてね」と言ってくれました。1日4時間勤務から始めて、3カ月ほどかけて徐々にフルタイムへと戻していきました
転職して1年ほどでしたが、働きやすい環境を整えてくれました。手術後「働きたいけど体が追いつかない」という状況でも、午前中だけの時短勤務を提案してくれたり、休職中も復帰しやすいように配慮してくれました。
職場の代表が「治療中でも仕事ができる環境を作りたい」と言ってくれたのは大きかったです。
営業職は難しいと感じていたので、『事務職ならこの人に仕事を任せられる』と可視化できる資格を持とうと思い、社労士の資格を取得しました。2012年に今の会社に転職して人事部で働くことができました。
「相談支援員」として働いていますが、足が不自由になってしまった今は訪問が難しくなって。オンラインで対応させていただくなど、周囲に協力してもらいながらなんとかやっています。
自分ががんになったことで、とても仕事と両立できる状態ではないと思いました。実はがんになる前から「仕事がきついな」「そろそろ辞めようかな」とは感じていたので、病気をきっかけに退職を決断しました。
がんのことを伝えると、店長は「とりあえず休んで体調を見ながら、体調に合わせて来ていいよ」と言ってくれました。え、私ここにいていいの?って思いました。
辞めないといけないかなと不安もあったんですけど、職場の上司に報告をすると、頑張って帰ってきてくださいっていう感じでした。休んでる間も、職場のみんなが色紙を書いてくれました。
病院に通っていたので、仕事を途中で抜けて検査を受ける日があることなどは、面接のときにあらかじめ話していました。事前に伝えていたので、休みも取りやすかったです。
養護教諭は4〜6月が一番忙しく、無理に4月から働いても持たないだろうと思い、4月から休職する決断は正しかったです。管理職も理解ある人で相談しやすく、環境に恵まれているので今は元気に働けています。
今まで人を笑わせる職業なんですけど、もう真反対のあんまり人に見せられないくらいってなって人生で初めてですよね。
復職するときに、以前から知っている方と同じ部署にしてもらえました。外勤から内勤に変えてもらい、自分に合った環境で働かせていただいてます。