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インタビュアー:岸田 / ゲスト:西尾

車にボートを積んで海へ——釣りが趣味の自営業・西尾さん

岸田 それではがんノートをスタートしていきたいと思います!今日のゲストは西尾さんです!よろしくお願いします!

西尾 こちらこそよろしくお願いいたします!

岸田 よろしくお願いします!西尾さん、簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか?

西尾 奈良県生まれで現在も奈良県に在住しております、西尾です。仕事は自営業で、趣味がね、海釣りが趣味でしょっちゅう釣りには行かせてもらってます、っていうところですかね、はい。

岸田 ありがとうございます。お仕事の話はまた入ってくると思うんですが、海釣りっていうことであればあれですかね?実際に船を出してっていう感じなんですか?それとも海岸でやる釣りなんですか?

西尾 車の上にボートを積んでね。

岸田 えっ!?

西尾 『カートップボート』っていうやつなんですけど、それで海に出して釣ってます。

岸田 じゃあそのボートは一応手こぎ的なボート?

西尾 いや、エンジンつけて。

岸田 エンジンつけてる!?すごい!車の上にボートを乗せるんですよね?

西尾 そうそうそうそう!

岸田 え〜!すごい!!普段どんなお魚釣られるんですか?

西尾 そうですね、季節ごとなんですけど主に狙いに行くのがイサキとかマダイとかね、あとアマダイとかその辺りかな。

岸田 すごい、魚のこともっと知りたいなと思いました!(笑)マダイはもちろん分かりますけどね!ありがとうございます!

岸田 そんな中でなんですけれども、がんのことについてもちょっと教えていただけますでしょうか?

西尾 一応ね、胃がんの未分化型で、未分化型低分化腺がんという種類のがんで、結局ステージは3Bというところで。

岸田 告知が48歳の時で、治療が手術や薬物療法されていく。今は寛解という状況ですね?

西尾 そうですね。

岸田 なかなかこの未分化型低分化腺がんとか胃がんもさまざま種類があるんですけれども、簡単に西尾さんのご認識の範囲だとどういうがんになるんですか?

西尾 触手を伸ばすみたいな感じでね、広がっていくタイプのがんらしくて、非常に転移がしやすいというがん種というのは先生から聞きました。

岸田 はい、ありがとうございます。そういったがんに、胃がんの中でも罹患をされていったという形になります。

微熱から始まり、5年の経過観察終了まで——西尾さんのペイシェントジャーニー

岸田 ここからですね、西尾さんの経験談をお伺いするんですけど、あくまで個人の経験談で特定の治療などを推奨しているわけではございませんので、またがんのことについては主治医の方にご相談いただければと思います。この中でですね、この後経過をですね、感情のグラフなどでご紹介をしていければと思います。

岸田 まず西尾さんのグラフ、こちらになります!はい。西尾さん…なんか前半と後半でちょっとね、谷が来ている、そんな感じですけれども、初めから伺ってもいいですか?

西尾 どうぞ!

岸田 まず西尾さんの2020年、48歳の時にですね、どうだったかというとこちら。行政書士の資格学校に通うということで…これはあれですか?行政書士に興味があったという感じですかね?

西尾 この時に妻がね、行政書士事務所で勤めてたんですよ。

岸田 ほうほうほう!

西尾 で、老後2人で何か一緒にのんびりと老後の仕事をできたらいいかな〜というので、ほな頑張ってちょっと資格取りに行ってみるわ!ということで学校に通い始めました。

続く37度の微熱、ピロリ菌除去後の再検査へ

岸田 通い始めたというふうな形でね、行政書記の資格を通っていく。そんな中で次こちら、体温が37度前後の日々が続いていくという形なのかなと思うんですが…、37度前後、微熱みたいな感じですか?

西尾 あっ、そうですね!これだから…ちょうどコロナの年で。

岸田 おー、そっか!2020年。

西尾 で、仕事柄ね、お客様に接客するような内容の仕事になりますんでね、熱をね、きちっと朝・夕方測るっていうことになりまして。で、そうこうしてたらずーっとね、37度くらいの熱が終日続くようになるっていう。

岸田 その時はなんか微熱だな〜ぐらいで、何も気に留めてなかったって感じですかね?

西尾 そうですね、全く何にも気にしてませんでした!

岸田 そんな気にしてない中で、次こちら、おっ!猫ちゃんの。

西尾 ニャンコがおるんですわ。

岸田 猫ちゃんいらっしゃるんですね!もし猫ちゃんが近くにいらっしゃったらぜひ見せてください!

西尾 ちょっと待ってくださいね。

岸田 おっ!?あ〜!すごーい!

西尾 こんばんは〜って。

岸田 こんばんは〜!猫ちゃんの種類は?

西尾 これはミックス、雑種ですわ。

岸田 そうなんですね!

西尾 そうそうそう。

岸田 猫ちゃんのお名前は?

西尾 これはね、グレ。

岸田 グレ!

西尾 はい。

岸田 何匹か飼ってらっしゃるんですか?

西尾 4匹飼ってます!

岸田 え〜!すごい!!そうなんですね!じゃあまた(猫ちゃんが)来たらぜひ、(見せてもらえたら)嬉しいですありがとうございます。

岸田 そんな中でなんですけれども、ピロリ菌の除去後の予後検査とあります。ピロリ菌の除去後ってことは、ピロリ菌の除去をどっかのタイミングでされたんですかね?

西尾 これの1年前にしてます。

岸田 それは何かきっかけあったんですか?

西尾 ずーっと、飲酒がきっかけなんですけど、肝臓の数値がものすごく悪くって。

岸田 はいはいはい。

西尾 ずーっと定期的に病院に通ってました。そんな中で、いっぺんちょっとピロリ(菌)とか調べてみいひん?って先生に言われて、ピロリ(菌)持ってるよね〜って言うのでね。

岸田 じゃあピロリ(菌)の検査したら、ピロリ(菌)持ってたんですね?

西尾 はい。

岸田 あ〜そっか!その1年後、この予後検査をしに行ったっていうことですね?この1年前にピロリ(菌)を除去してるってことですね?

西尾 はい。

岸田 ピロリ菌いた時ってなんか…あれですか?自分でも、ああいたか!みたいな、やっぱりか〜なのか、まさか!っていう感じなのか、どっちなんですかね?

西尾 そうですね、若い頃からね、こう…まあずーっと腸炎というか胃腸炎がね、続いとってね。

岸田 ええっ!?

西尾 うん。で、まぁ聞くと、あっもうそりゃ…そうなるよっていうことで。慢性胃炎はもう持病や!と思っとったから。

岸田 そうなんですね。じゃあ、もうまさかというよりはやっぱりな〜みたいな形なんですね?

西尾 そうですね、はい。

大嫌いな胃カメラ、押し切られて受けた生検

岸田 そんな中でなんですけれども、こちらピロリ菌除去後の(予後)検査をしていったらちょっと落ちていきます、それがこちら、生検。おお、これはどういうことでしょう?

西尾 この後また次の検診の時にね、もっぺん胃カメラ飲んでくれへん?っていうことで先生に言われまして。

岸田 うんうん。

西尾 で、理由を聞いても、いや…もっぺんちょっとピロリ(菌)の後見てみたいねんっていうことで。

岸田 これはやっぱネガティブな青色ってことは、なんかあれですか?西尾さん的になんか…ちょっとよくないなと思って(検査を)されるから青色なのか、それともどういった意味で青色なのか?

西尾 胃カメラがね、とにかく大っ嫌いでね!

岸田 ああ〜!

西尾 で、こないだ飲んだのにまた飲まんなんのか〜!っていうのがね。だからめっちゃ断っとったんですよ!この時もね。

岸田 あっ、そうなんですね!

西尾 最後、うんって言うまでも、先生も、こう…どうしても飲め!どうしても飲め!みたいなね。

岸田 おぉ〜!なんかその…それ(胃カメラ)を嫌な理由っていうのはやっぱ、オエー!みたいな感じになるから?

西尾 あっ、そうそう!そうです。

岸田 それが嫌だっていうことで、ただもう先生も一歩も譲らないからもう仕方なくやりましたっていう感じですね?

西尾 もう最後おれました…はい。

「がんですか?」——授業中にかかってきた一本の電話

岸田 これ生検って書いてるってことは、何かあるっていうことでそれを取ったってことなんですかね?

西尾 そうですね、カメラ飲んでる最中に、おっこれちょっと取っとこうかみたいな感じで…つままれて。

岸田 それでつまんだものといったものを見た時に、こちらですかね?がんの告知を受けていくというふうな感じになるのかなと思いますが。この生検してからがん告知といったところは、結構すぐだったんでしょうか?

西尾 そうですね、もう2週間とかそれくらいやったかな〜。

岸田 どんな形でがん告知を受けているのかというのも、だって生検よりもがん告知の方がまだ気持ち的にはまだマシな状況なんですけれども?

西尾 そうですね、もうとにかくカメラはね大っ嫌いやから、とにかくもう嫌なんですよ。ちょうどこれ告知を受けた時がちょうど行政書士の学校の授業を受けている最中に、病院の守衛室から(電話が)かかってきて、ちょっと先生が話があるので変わりますみたいなことで。

岸田 えっ!何事かと思いますよね?

西尾 そう、だからまあそんな感じの電話のされ方やから、なんかまあまああかんねんな〜とは思ってたんですけどね。

岸田 で、そのあかんねんな〜と思って、その時に電話越しでがん告知受けるんですか?

西尾 いや、えっとね、とにかく最短で病院に来れる日を教えてほしいということで言われたんですけど、じゃあ次の検診の時でということで答えたら、いやいやちょっとそこまでは待てないんでということで。っていうことは…がんですか?って聞いたら、まあそうです〜みたいな、はい。

岸田 それを聞いた時・知った時、あっ!もしかして猫ちゃん?

西尾 はい。

岸田 全然(猫ちゃん)登場していただいて大丈夫ですからね。告知…まあまあそう(がん)ですって聞いた時の西尾さんのお気持ちいかがでしたでしょう?

西尾 その日は授業を受けずに帰りました(笑)

岸田 そうなんですね。

西尾 で、速攻妻にも電話を入れて、がんらしいわ〜みたいなことで。

「ごく早期、でも広い」——専門病院への転院

岸田 病院もすぐ行かれたんですかね?

西尾 そうですね、あと数日以内に確か行ってます。

岸田 で、その病院に行って、そしてその後転院される?

西尾 はい。

岸田 これはどういうことなんでしょう?

西尾 まあその時のねこう…がんの見立てでいうとこう、ごく早期がん。ただちょっと広さが広いよねっていうことで、で、かかりつけの病院ではちょっとこの広さはうちではちょっと(手術で)切れへんっていうことでね。で、がんの専門病院とかに移ってもらった方がいいかもっていう話で。

岸田 ということはその病院で、その病院っていうのはあれですよね?このピロリ(菌)とか検査とかをやった病院ですよね?

西尾 そうです。

岸田 その病院でいろいろ検査をした結果、予想以上に大きかったってことですか?それ以外にも。

西尾 幅が広かったっていう。

岸田 それが胃の中にまだ…まだあったってことですよね?

西尾 そうですね。大きさでいうと2.5センチってその時言われたんですけど。

岸田 それが胃のどこの部分にあるんですか?胃の中でも上の方・真ん中の方。

西尾 下の方ですわ。

岸田 下の方に!がんがあって、それでその大きさが大きいから、ちょっとうちでは切られへんわっていうことで転院をしていくと。

西尾 そうです。

岸田 じゃあその転院をされていって、その転院先はより大きな病院なんですかね?

西尾 そうですね、一応がん指定病院ですかね?そういうのにはなってるみたいです。

岸田 そうなんですね、がん診療連携拠点病院(等)みたいな、そういったちゃんと診てくれるそういった病院に転院をしていったといったところで。

3時間の予定が6時間に——取りきれなかった内視鏡手術と、伊勢への家族旅行

岸田 そんな中でなんですけれども、その後ちょっと下がっていきます、それがこちら、手術、内視鏡の手術をされていくということで、あっそうなんですね!最初なんか…開胸手術とかじゃないんですね?

西尾 そうですね。転院した時にいろんな検査を集中的に受けてね。転院した後…診療科が消化器外科っていう外科の病棟に転院をしたんですけど、そこでいろんな検査をする中で、早期やで〜っていうことで言われて、これやったら内視鏡(手術)で取ったほうがいいよっていうことでね。

岸田 へー!えっ?だってちょっと待って、ただ最初のご説明ね、自己紹介いただき…ステージが3Bだったらステージ3Bじゃないですよね?多分ね。

西尾 だから転院した時もね、妻と一緒に行って微熱が続いてるんです〜とかいう話をしてたんですけど、このステージで微熱出えへんで!他のことが原因ちゃう?とか言われとって。

岸田 (笑)本当ですか!

西尾 その内視鏡の手術の予定時間が3時間…って言われてたのかな?で、結局蓋開けてみたら6時間くらいかかっちゃっててね。

岸田 え〜!

西尾 その術後の説明で、切っては止血・切っては止血の繰り返しだったからちょっと時間かかっちゃって〜ということで。

岸田 そうだったんですね。

西尾 でもその話を聞いて、ああ…あかんねんなと思って。

岸田 ちょっと見たて以上…予想よりはちょっと進行してるんだなと思ったってことですね?

岸田 そっかぁ…そんなもう内視鏡の手術ね、乗り越えてっていった中で、その後は家族旅行に行かれるということで、これはなんか計画してたんですか?

西尾 いや、えーとね、もうとりあえず内視鏡手術があかん…まあ結果があかんっていうことで。

岸田 えっ!?あかん…あかんなんですか!?

西尾 結局深かったよということで。

岸田 あー!じゃあ結局全部取りきれなかったよって感じになったってことですね?

西尾 はいはい。で、胃があるうちに美味しいものを食べに行こう!ってことになって。

岸田 ほう〜!で、それで家族旅行に行かれたと。

西尾 はい。

岸田 この家族旅行どちらに行かれたんですか?ちなみに。

西尾 伊勢の方ですね。

岸田 おー!いいですね!伊勢の方に家族旅行で行って、だからこう上がっているわけですね。

西尾 そうですね、はい。

胃の5分の4を摘出、8時間の腹腔鏡手術

岸田 で、その後ここはね下がっていく、その治療が…手術、次は…腹腔鏡手術?

西尾 はい。

岸田 ほう!これ内視鏡…そっか、内視鏡ではなくてちゃんと…腹腔鏡で?これはもう、これの時も結構時間かかったんですか?

西尾 この時はね、8時間くらい。

岸田 え〜!かなり深かったんですね?

西尾 胃の…だから5分の4摘出。

岸田 えっ、結局ほぼ全摘ぐらいの?

西尾 そうですね、だから噴門(ふんもん)って言って、胃の入り口のところだけは残してくれてるんですけど。

岸田 えぇー!

西尾 それとリンパ節と一緒に取ってもらって。

ご飯の匂いがつらい——ドセタキセルとTS-1の2年間

岸田 いやほんと…じゃあもう結構大きな手術を腹腔鏡手術でされていってということなんですね…。はい、そしてその後こちら、薬物療法ドセタキセルとTS1。これは術後の化学療法をされていったということですね?

西尾 そうです。

岸田 これすごく下がっているのは、やっぱりきつかったということなんですかね?

西尾 そうですね、多分ねTS1はそうでもないんですけど、ドセタキセルが結構合わへんっていうかね、とにかくご飯の匂いがクサイ!とかね。もともと炭水化物めっちゃ好きなんですよ!

岸田 ラーメンとかね?

西尾 ご飯炊いてる匂いがもう…あかん!とかね、はいはい、髪の毛抜けるし。

岸田 そっか〜、一通りさまざまな副作用もあってご飯も食べれなくてっていったところで、結構下がってるということですね。

西尾 そうですね。

岸田 それって抗がん剤が終わったら食べれるようになるものなんですか?

西尾 だから、ドセタキセルとTS1で2週間飲むんですよ、2週間休薬なんですね。

岸田 うんうん。

西尾 休薬の最後の数日間はちょっと食べれるか〜みたいな。

岸田 あ〜そうなんですね。ただ胃もほぼ…ね、なくなってるからそんな量食べれないですよね?

西尾 そうですね。これね、多分個人差はあると思うんですけどね、お腹が空くっていう感覚がね、なくなりましたね。

岸田 えっ、そうなんですか?

西尾 それはもう今でもなんですけど。で、あと満腹感もない!

岸田 えぇ〜!

西尾 だから食べ始めるとずーっと食べたいなーってなるんですけど、食べてる途中でもう苦しくなってきてね、寝込むっていう。

リンパ節15個中8個に転移——「もう1年」を選んだ理由

岸田 そうか、そういう感じなんですね〜。だからそういったものを食べるというところもこの時はほぼできずといったところで下がっていって、その後その次がこちらですね、1年間追加で治療が決定していく。えっ!?これなんかこう赤色でポジティブになっているんですけど…んっ?

西尾 これね、ちょうどようやく1年で抗がん剤終わって、多少は食べれるようになるのかな〜ってめっちゃ喜んで病院に行ったんですね。で、その時にものすごく再発率の高いがんやから体力もいけてるし、で、血液検査の結果もいい数値やから、あと1年ちょっと追加でやってみいひん?って言われてね。

岸田 えぇ〜!それ…聞いたら、なんかもう僕としたらいやもう終わらせてよ!って感じになると思うんですけど、西尾さんはどうだったんですかね?

西尾 そうですねまあその…まあ…1年他の人よりぎょうさん薬入れたら多少は再発率も下がるのかな〜みたいな。

岸田 あ〜!そっか。

西尾 ちょうどね、胃取った時のそのリンパ節を15個取ってるうちの8個に、やっぱりがんが散っとったんですよ。

岸田 あっ、そうなんですね。

西尾 そうそう…で、はっきり言うて15個取ってるうちの8個言うたらめちゃくちゃ多いんや〜言われて、それも聞いとったんで続けられるんやったら続けといた方がいいか!と思ってね。

岸田 そっかそっか、そういうリンパ節の転移も多かったし、続けれるんならっていうことで、そういう意味でポジティブってことなんですね?

西尾 そうですね、はい。

岸田 ただ治療としてはちょっときついから、ここの状態にいらっしゃるってことなんですかね?

西尾 そうですそうです。

再発の疑い、そして5年の経過観察を終えて

岸田 そんな中で少しちょっと上がっていきますが、次こちら、えっ?再発の疑い?

西尾 はい。

岸田 懸念してたことが起こったってことですかね?

西尾 いや…結局は再発ではなかったんですけどね。造影CT(検査)っていう、まあ造影剤を入れてこうCTを取るんですけど、まあその造影剤がおそらく固まっとったんやろうみたいな。

岸田 うーん、そっか。ただこの時は再発の疑いが、先生から言われたってことですよね?

西尾 はい。

岸田 ただ再発の可能性も言われてたから、プラスマイナスゼロっていった時はそこまで感情に揺らぎがなかったってことなんでしょうか?

西尾 そうですね。もともとが…がんになった時っていうか、まぁどっちか言ったら腹腔鏡(手術を)する時ですかね、まあもうある程度覚悟は決めとったんでね、うん。

岸田 覚悟っていうのは、そのがんが転移している可能性といった覚悟ですかね?

西尾 そう、だから後まあ…再発率がこのがん種やったらおそらくもう3割あるかないかくらいや〜いうことで主治医の先生に最後こう言われとったからね、5年生存率がね。

岸田 はいはい、そっか〜。

西尾 そう…まあもう致し方がないなーっていう感じで。

岸田 で、再発って分かっても、その致し方ないなっていうふうな状況で受け入れて。ただその上がっていくのは再発ではなかったという先ほどのことですよね?最終的には再発だと思ってたら、造影剤がたまってたんじゃないの?みたいな形で大丈夫だったと。ホッとしますよね〜。

西尾 そうですね。

岸田 だから上がっていって。その後こちら、薬物療法が終了していき、結局2年間やった感じですか?

西尾 そうです、はい。

岸田 長かったですね〜それはね。

西尾 めっちゃ長かった!はい。

岸田 ようやく終わっていったっていった中で、今は経過観察。経過観察が終了していった。あれ?終了していった?あっ5年経ったからってことですか?

西尾 そうです。

岸田 おぉ〜!

西尾 ありがとうございます。

岸田 いやいや、よかった!じゃあこの間は再発もなくということなんですね?

西尾 そうですね、はい。

岸田 よかった。このような形で西尾さんのペイシェントジャーニーお伺いをしていきましたけれども、実はお写真もいただいておりまして、そのお写真というのが闘病時のお写真、こちらになります!こちらのお写真いただいておりますが、これはどのタイミングの時でしょうか?

西尾 これは内視鏡手術の後ですね。

岸田 内視鏡手術!内視鏡手術ってことは、この(グラフの)中でいうと内視鏡は…こちらの手術ですね?この手術の時にこういう感じだったという感じで、これはもう…奥様に撮ってもらってという?

西尾 撮られてることも知らんかったんですけどね、多分この時ね、僕いっぺん手術中におそらく起きてるんですよ。

岸田 えっ!嘘!

西尾 で、先生が麻酔入れて!麻酔入れて!って言うてるの覚えとるからね(笑)

岸田 え〜!麻酔で起きて、痛くなかったですか?その時は。

西尾 夢の中みたいな感じ。

岸田 ああ〜。

西尾 で、起きてるから。はいそう。で、多分ね薬めっちゃぎょうさん入ってるからね、普通やったら普通に戻ってこれるはずがね、寝入った状態で戻ってるっていう感じですかね。

岸田 そっか、そうなんですね。これは内視鏡の時の手術でしたけれども、手術…この内視鏡の時とそのやられたこの腹腔鏡のこの手術の時だったりとか、2回手術入ってたんですけど、やっぱり実際的に腹腔鏡の方がきつかったってことですかね?体的に?

西尾 そうですね。術後次の日にはもう歩かされるんですよ。

岸田 うーん。

西尾 それが全然歩けへんくってね(笑)はい。

岸田 そうですよね〜。

西尾 そうそう。ナースステーション半周歩いて戻ったみたいな。

岸田 いやーそうなんだよね、いやーもうほんと医療者鬼だと思いますよね!あの時に本当。そんな治療をされていた西尾さんですけれども、ここから各項目に分けてお伺いをしていきたいなということを思っております。

早期と言われ続けて、納得できた理由——西尾さんの治療選択

岸田 まず一つ目こちら、病院や治療の選択としまして、病院どういうふうに決めたの?とか治療をどのように決めたか、今ねSDMといわれるシェアード・ディシジョン・メイキング、こちら医療者と一緒に治療方法を考えていこうよというふうな今の流れだと思うんですけれども、それがどうだったのか?というところをお伺いをしていきたいなと思います。

岸田 こちら実際、西尾さんはこの治療…病院に関してはあれですかね?最初のピロリ菌の病院はずっと今まで通ってた病院で、それで転院をする時、転院をする時はご自身でがん診療連携拠点病院に行こうと思われたんですかね?

西尾 そうですね〜、もう亡くなってるんですけど、うちの父がここの転院先の病院の開業の時からね、まあ携わってたこともあって。父親も実は最後がんで亡くなってるんですけど、ここの病院でずっとお世話になっとったからね。そういう絡みもありで。

岸田 そういうこともあって、馴染みがあったって言い方変ですけれども。

西尾 そうですね、はい。

岸田 その病院に転院をしていってといったところであるかと思います。その後手術だったりとか抗がん剤のお薬をされていく。こういった治療の選択は医師の方から提案されて、それだったらというふうな感じなんですかね?

西尾 そうです、はい。見たてでいうとずっと早期早期!と言われていたので、はい。

岸田 そうですよね!ずっと早期早期と言われてたにも関わらず、いざ治療してみたらそれなりにちょっと進行してたと思うんですけど。

西尾 はい。

岸田 その時はどういうお気持ちでした?

西尾 まあねえその…ああやっぱりほなそれ微熱出ててんやん!みたいなね(笑)

岸田 うーん、そっか。じゃあどちらかというと納得っていうふうな感じで。

西尾 そうですね。

岸田 感じだったってことですね。なかなか早期早期って言われてて、また次も次もみたいなの出てきたら結構ね…自分としてはなんかショックを受けるかな?と思ったんですけど、さすが西尾さんは納得してっていうふうな感じですごい達観されておられますね!

西尾 これもね…がん告知を受けてからネットとかYouTubeとか見まくって、がんってどんなんなん?みたいなのをね。ただこの時にまだ低分化腺がんっていうのも分かってへんかったし、内視鏡…転移後で最終切る前の大きさが3.5センチまで広がっとってね。

岸田 おお〜!最初2.5センチでしたよね?

西尾 そうそうそう。情報の中でがんって血管がめちゃくちゃ集約するんやっていうのを知っとったから、内視鏡(手術)の後にね、切っては止血・切っては止血やったからちょっと時間かかりましたっていう話を聞いて、あ〜あかんかってんな〜みたいな。もうそれで納得はできてます。

空腹感も満腹感もなくなった——西尾さんが向き合う術後ダンピング

岸田 すごい!そんな西尾さんのこちらつらかったことといたしまして、副作用や後遺症など大変なこともあったのかなと思いますが、西尾さんの大変だった・つらかった、そんなタイミングそんな事象何がありましたでしょうか?

西尾 まあ…初めはやっぱり抗がん剤でご飯の味が変わってしまったっていうところに始まり、あとはそうですね…まあ現状で言うと術後ダンピングの、ダンピング(症候群)ね、あれはこう現在も含めてずっと続いてるっていう。

岸田 西尾さんのダンピング(症候群)、初めて聞かれる方もいらっしゃるので簡単にご説明いただいて、西尾さんの場合はどうなのかお話いただけますか?

西尾 主に僕出るのが多分ね早期ダンピング(症状)なんですね。さっきも空腹感がないっていうのと満腹感がないっていうところで、どうしても食べ始めるとその昔…お腹空いた〜!ガツガツって食べて、あ〜!お腹いっぱい満足!っていうね、そういう感覚はやっぱり今でも抜けへんからね、で、そのつもりで食べてしまうんですよね。食べてる最中にどんどん苦しくなってきて寝込んでしまう。

岸田 もう寝込んでしまって、それはどれぐらい?1日とかで回復はされるんですか?

西尾 いや寝込むのもね、もうほんまにこう意識が飛ぶような感じで1時間くらい…。

岸田 1時間ぐらいこう寝込んで、意識が飛んで、それでまたこう意識が戻ってきたらマシになってるっていう感じなんですかね?

西尾 そうですね。

岸田 食後のダンピング(症候群)というところもあってといったことですけれども、今残っている後遺症や副作用、そういったところは他にありますか?

西尾 後遺症はもうほとんどないというか、多分ないですね。

岸田 食事の際に味が変わっているということもないですしということですね?

西尾 そうです。

あっけらかんとした妻に救われて——告知後の夫婦のやりとり

岸田 そして次こちらですね、お伺いしたいのは家族のことといたしまして、息子さんがいらっしゃるということは子どものことは後でお伺いしようかなと思いますけど、ご家族特にパートナーの奥様のことなんですけれども、奥様にはもう…学校に通われた時に、連絡が来た時にすぐお伝えをされたということをお伺いしましたけれども。

岸田 ご家族の方、パートナーの方にこういったことを支えられたよとか、こういったことをしてくれて嬉しかった、もしくはこういったことをしてほしかったなみたいなものあったりとかしますか?

西尾 そうですね、良くも悪くもなんですけど、こうあっけらか〜ん!としてね、結構明るい妻なんで。がんっていう話をした時も、あっそうなん?みたいなね(笑)もう今日勉強やる気ないわ〜言ったら、ほなさっさと帰ってきいや!みたいな話で。

西尾 あとはそうですね、あんまりね、僕自身が先生にどうのこうのっていう話もしない方やからね、なんでこれ聞かんかったんや!とかあれ聞かんかったんや!言うてしょっちゅう怒られるから、そんな話あんねんやったら一緒に着いて行ってや言うて(笑)ちょこちょこと病院には行ってもらってました。

岸田 一緒に話を聞いてっていうふうな感じで。

西尾 そうです、はい。

岸田 いいですねいいですね!やっぱり一人で聞くより2人で聞いた方がいろんなことも伺えますもんね。

西尾 はい。

岸田 じゃあそういったところで、奥様に支えられてといったところですかね。

西尾 そうですね。

「お父ちゃんがんやって」——10歳の息子と、会えなかった入院の日々

岸田 はい、そしてですね、次の項目がこちら、子どものこととなりまして、お子様…当時はお子さん息子さんのお話だったかと思います。何歳でしたかね?

西尾 当時はね10歳…やったかな。

岸田 小学生ってことですね?

西尾 小学校の時ですね。

岸田 えっ、がんのことどのように伝えられるんですか?

西尾 これもね、妻がね、お父ちゃんがんやって!っていう感じの軽いノリで。

岸田 お子様の反応はいかがでしたでしょう?

西尾 ああ、そうなんやみたいな(笑)

岸田 すごい!西尾家はすごい皆さんもう事実を結構淡々と受け入れられるような…。

西尾 そうですね(笑)あんまり深く考えてないというかね。

岸田 深く考えてないというか、動揺を見せないようなすごいドシッとしたそんな西尾家なのかなと思うんですけど。

岸田 ということは、当時の息子さんの育児といったものに関しては、奥様と共同してという形で、大変だったこととかありましたか?

西尾 子どもに関してはね、ほぼ妻に任せっきりっていうところもあるから。ただ、コロナの時やったから、入院中の面会とかがね、妻しかあかんっていうことで。

岸田 そっか〜。

西尾 一切会えずっていう。

岸田 もうずっとじゃあ入院中は会えず?

西尾 あっ、そうですね、はい。

岸田 さみしくなかったですか?

西尾 いや、めちゃくちゃさみしかったです!!妻が面会できるのも…えっとね、確か週2回やったかな?着替えを取りに行くだけっていう。その時間以外は認められませんみたいな感じだったんで。

岸田 わー!じゃあもうテレビ電話とかもされなかったんですかね?当時は。

西尾 テレビ電話は一応してたんですけど、そこまででも回数もしてなかったかな。なんかね、入院中ってね、生活のサイクルが変わっちゃうからね。

岸田 うんうん。

西尾 主治医の先生からはね、日中は極力しっかり起きときなさい!っていうことで言われてるんですけど、どうもね日中眠くなってね、夜中起きてしまうっていうね。

岸田 いや〜逆転しちゃいますよね〜!すごく分かります。でも生活リズムも違うし、まぁちょっと電話するのもちょっとタイミングが違うしみたいな感じで。じゃあ結構孤独じゃなかったですか?闘病は。

西尾 うーんとね、内視鏡(手術)の時はね、大部屋やったんですよ。で、その大部屋結構ね、うるさい人多かったからそんなでもなかったんですけど、反対にそれが嫌でね、腹腔鏡(手術)の時は個室にしようって言って個室にしてもらったんが、反対に何にもすることないし誰にも会えずで。もうほぼ看護師さんとしか会わへんよ〜みたいなね、感じやったから。

岸田 どっちもどっちって感じなんですかね?

西尾 そうですね。

岸田 そんな中でお子さんにも一切会えず、退院してからもちろんね、一緒に生活されてという形だったかと思いますが。

「これとこれしかできません」——退院1か月で復帰、できる範囲で続けた仕事

岸田 次にちょっとお伺いしたいのはこちら、お仕事のことといたしまして、お仕事ね、自営業でというお話でしたけれども、どういった種類のお仕事をされていて治療中はどうしたのか、自営業だったらね、それこそその分収入が減ってしまうみたいなこともあったんじゃないかなと思いますけれども、お仕事どういうふうにされましたでしょうか?治療中は。

西尾 そうですね、当然長期間休まんとあかんということで。メーカーの下請けで仕事をさせてもらってるんですけどね、そちらの方に事情を説明して。ちょうど一番ね、繁忙期の時期なんですよ。

岸田 へえ〜!

西尾 まあそれでもね、あの…まあ快く、そういうことやったらもう体優先でしっかり直してくださいということで休ませてもらいまして。

岸田 ああ…ただその自営業であれば、その後がんだからっていうことで仕事が回ってこないだったりだとか、復帰っていうか、復帰とかどういうふうにされたんですかね?

西尾 そうですね。退院後はやっぱり結構貧血なんかが出るような状況やったから、脚立に登っての作業できひんとかねっていうのんで、そういう仕事はちょっともういったん省いてもらうみたいな感じで、それ以外…これやったらできるよあれやったらできるよっていうので、反対にこちらの方からね、これとこれしかできませんみたいな感じで。

岸田 そっか!その際の収入面といったところは、それは大丈夫だったんでしょうか?

西尾 そうですね。当然やっぱり収入がものすごく下がりますんで大変ではあるんですけど、ただね…事故を起こしても元も子もないし、なんとか妻もまあ…なんとか生活できたらそんでええやん!みたいな感じで言うてくれとったからね。

岸田 あー、それはありがたいですね!

西尾 妻もね、一生懸命働いてくれとったんで。

岸田 メーカーの下請けのお仕事って言っても、体を結構使うお仕事なんですかね?

西尾 そうですね、機械の修理をやってるんですよ。

岸田 はいはいはいはい。

西尾 だから重い仕事とか、あとはさっきも言ったように脚立に登るような仕事に関しては、ちょっとフラッとなって落ちてもあかんし重いの持ってフラッとなってもあかんしっていうので。

岸田 そうですよね!仕事にはどれくらいで復帰できましたか?

西尾 えっとね、退院してから1ヶ月後にはもう復帰してます。

岸田 えー!すごい!じゃああの…術後の化学療法の時、抗がん剤治療中も職場にはもう復帰してるってことですよね?

西尾 そうですね。

岸田 すごい!大変じゃなかったですか?

西尾 まあそれでもねやっぱりこう、事情分かってくれてて、ほんでかつこっちのね、もうできる内容っていうところで、もうその分だけっていう形でこう仕事を請けてましたんでね。

岸田 そっかそっか。じゃあそこはもうちゃんと両立できて、まあ仕事と問題なかったってことですかね?

西尾 そうですね。

個室40万、内視鏡手術10万——民間保険と貯蓄で賄った治療費

岸田 ありがとうございます。次にですね、ちょっとお伺いしたいのはこちら、お金や保険のことといたしまして、先ほど収入面のお話をお伺いしましたけれども、治療費どれくらいかかったの?とか民間の保険入ってたの?とかどういうふうに治療面工夫したの?とか、そういったところをお伺いをしていきたいんですけれども。民間の保険は入られてましたかね?

西尾 入ってます。

岸田 じゃあそれが下りてっていう形ですか?

西尾 あっ、そうですね。だから治療費そのものに関しては、保険金でほぼ賄えたっていう感じですかね。

岸田 ざっくりとトータルするとどれぐらいの治療費かかってたと思いますか?

西尾 えーっとね…通院うんぬんというところがね、今でも領収書を妻が残してるんですけど、さすがにそれの計算はしてなくてね、あれなんですけど。個室で入院してた時が治療費と個室代で約40万ぐらい。

岸田 お〜!

西尾 で、内視鏡(手術)の時が10万円ほどやったかな。えっとね、大部屋やったら高額療養費(制度)の療養費内に賄えるみたいな感じやったんで。

岸田 そっか!じゃあそれで手術の時はそれぐらいかかって、あとはもう術後の化学療法が約2年間近く続いてたってことですかね?

西尾 はい。

岸田 トータルするともう100万円は…?

西尾 超えてます。

岸田 っていうふうな形ですよね〜。それで民間の保険で賄ったというふうな形で。

西尾 えっとね、だからそこまで入れると賄いきれてないですよね(笑)

岸田 あー!そうなんですね。通院が出るタイプの保険じゃなかった?

西尾 あっ、そうなんです。がんでこう…1回こう下りたらおしまいみたいな。

岸田 じゃあ、足りない部分はご自身の貯蓄で賄うということなんですかね?

西尾 そうです、はい。

岸田 ということですね。お金の部分は貯蓄と民間の保険で出た部分というところで賄われていったということですね。

当たり前にできたことができない——落ちた体力と「今を受け入れる」

岸田 はい、次こちら、がんになる前と後で変わったことといたしまして、気持ち面でもいいですし生活面でも構わないんですけれども、前と後で変わったことといたしましては西尾さんいかがでしょうか?

西尾 そうですね、やっぱり体力が落ちてしまったっていうところでね、当然今まで当たり前にできてたことができないよとかね、そういうのがやっぱりあったりはしますよね。あとはそうですね…う〜ん…そこがやっぱり一番かな。

岸田 体力面ってことですね。そっか、それを何ですかね、体力が落ちてしまった部分をどのように回復させるみたいなことは何かされたりしてますか?

西尾 そうですね〜もう流れにもう身を任せるような感じでね、まあもう今の現状を受け入れんとしゃあないなぁ〜みたいな感じで。

「ググり倒した」治療情報、励みになったがんノート

岸田 今を受け入れるっていうことですね。はい、そして次こちら、情報といたしまして、今日ね、お話の中でもがんのことをね、情報で…動画だったりだとかそのサイトを見たりだとか見られたというふうなお話をお伺いしましたけど、がんに関する情報は主にどういったところで手に入れてましたでしょうか?

西尾 そうですね、大体がね、初めはもうスマホでずっとググり倒してみたいなんで、胃がんってどんなもんなんや?みたいなところからね、そこからね、今度YouTubeなんかでも胃がんってどんなん?みたいなんで検索をかけていって。

岸田 ちなみにがんノートはヒットしましたかね?

西尾 しました!

岸田 お〜!あっじゃあ見ていただいたんですね?

西尾 そうですね!ものすごく見させてもらってて励みにはなりましたんでね!

岸田 よかったです〜。じゃあその時は本当に見てくださって、次は出る立場でっていうふうな形で。

西尾 そうですね。

岸田 特にどういう情報を西尾さんは調べられました?がんの治療の方法なのか、それともダンピング(症候群)だったりとか対処だったりだったりなのか、それとも生活面の仕事面だったり家族面だったり、そういったことなのかどうでしょう?

西尾 そうですね、主に見てたのがやっぱり治療。

岸田 うん。

西尾 で、実際にダンピング(症候群)っていうのはネットなんかではほぼほぼ調べずで、ただがんノートを見てて、あっそんなもんあんねんな〜みたいな程度にしか思ってなかったんですよ。

岸田 おお〜。

西尾 実は一番そこが今ネックになっている部分なんですけどね。

岸田 そっか〜。見ていってとか知ってっていうよりも実際に経験されて、すごくそれがもう対処・対応っていうのが今苦労されているところですね。

西尾 はい。

「日々の生活にまずは感謝」——妻と子が自立して生きていけるように

岸田 そして次こちら、大切にしたいこと、夢や目標などっていったところなんですけど、がんになってこれ大切にしていきたいなっていう思い、もしくはこういった目標ができたよであったりだとかそういったところをちょっとお伺いしたいのですが、いかがでしょうか?

西尾 そうですね、日々の生活にまずは感謝っていうところと、あとはようやく5年生存できたっていうところなんですけど、ここから先もね…いつどうなるかというところではあると思いますからね。

西尾 あとは妻と子どもが仕事で自立してやっていってくれるようになってくれるのが、今の目標というか夢になるのかな。

岸田 そうですね。念のためにお伺いしますが、お子様が自立してということで、奥様が自立しちゃうと西尾さんのいる立場がちょっとあれだと思うんですけど(笑)

西尾 妻も含めてね、しっかり自分の力で生きていけるようになってくれたらいいかなとは思ってます。

岸田 そういうことですね、失礼いたしました。そういうね、みんなが自立して生きていけるようにということですね。ただなんかお話を聞いてて、なんかもう…おこがましいですけど、西尾家はなんか大丈夫な気がします。

西尾 (笑)なってくれたらいいですけどね(笑)

岸田 そんな気がします、ありがとうございます。

「今を感謝」——全ての歯車が、運よく回ってくれたから

岸田 それではですね、ここからメッセージをいただきたいと思っております。視聴者の方に向けてですね、西尾さんからのメッセージこちらになります。

西尾 『今を感謝』です。意図としたら、今のこの現状の自分があるのもその時その時関わってくれた全ての方のおかげで今があって、今も生活できてるっていうところが全ての事柄に感謝としかちょっと僕は思ってないんで、それでこの言葉をメッセージとして決めさせてもらいました。

岸田 『今を感謝』といった言葉。これはやっぱりあれですかね?家族だったりだとかお仕事仲間であったりだとか、そういった方たちも全員含めて、医療者ももちろんですけれども、そういうところも含めて感謝という形ですかね?

西尾 そうですね。

岸田 今を、一瞬一瞬感謝しながらそして生きている、そんな西尾さんの闘病経験談でございました。ありがとうございます!

西尾 ありがとうございます!

岸田 といった中で、西尾さんがんノートのこの収録が終わっていくわけにはなるんですけれども、西尾さんいかがでしたでしょうか?

西尾 そうですね。語りだすとねもっともっとこう…あんなのもあったで!こんなんもあったで!っていうのはあるんですけど。

岸田 なんか逆に言い足りないことありますか?これは伝えておきたい!伝え忘れたな〜とかあればと思いますけど。

西尾 全てに対してね、本当に…まあさっきのね、『今に感謝』じゃないんですけど、そのタイミング・そのタイミングでね、あとちょっと遅れてたらもう手遅れやったよね〜っていうようなタイミングで見つけてもらえてたりね。そういう全ての歯車がね、たまたまなんでしょうけど運よく回ってくれて、本当に助けられたなっていう思いでいっぱいですね。

岸田 タイミングっていうのもね、本当大事ですからね!なので、皆さん見てくださって皆さんもね、何か体調不良とかなんか感じたらすぐ病院に行ってほしいと思いますし、また検査ですね、がん検診っていったところも受けておられない方はぜひこれを機会にちょっと行ってみてもらえたら嬉しいなということも思います。

岸田 ではですね、これにてがんノートを終了していこうかな!ということを思います。また次の動画で皆さんお会いしましょう!それでは皆さんバイバイ〜!

西尾 ありがとうございました!

※本ページは、経験者の体験談を扱っております。治療法や副作用などには個人差がございますので、医療情報に関しましては主治医や、かかりつけの病院へご相談、また科学的根拠に基づいたWebページや情報サイトを参照してください。
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