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【第97回】がんノート公開生放送

がん経験者によるがん患者のためのインタビュー生放送番組「がんノート」 2018年10月28日(日)は、乳がん経験者のあきこさんにお越しいただきました。

イベント報告

2016年末、セルフ・チェックでこれまで感じなかった胸のしこりに気づき、翌年2月に会社で実施している健康診断時に超音波検査を受診。2週間後、すぐに精密検査を受けてくださいと電話があり、病院で精密検査の結果、3月にステージIの乳がんと診断されました。当初は、ラジオ波で焼けばいいだろう程度だった説明が、時間が経つにつれ、「再発しやすいタイプ」、「心電図にも所見が見受けられる」と、告知の内容が変わっていったそうです。手術や治療法が決まらないこの時期、それにより両親に伝えるタイミングがつかめかったことが唯一不安を感じ辛かったと振り返っていました。

2017年5月、両側摘出と同時再建手術を受け、抗がん剤治療や抗ホルモン剤治療を経て、現在は、飲み薬のホルモン治療を続けています。「後ろを振り返らないタイプ」という前向きなあきこさん。多少の後遺症はあるものの、海外出張を伴う仕事や娘さんとの生活、趣味のピアノ演奏をはつらつとこなしています。

娘さんには、早いうちから少しずつ状況を説明し、不安を取り除くことに務めたそうです。娘さんは病院に自分の全財産が入る貯金箱をもってきて「寄付したい!」と言ったり、現在もリハビリをサポートしたりと、一緒に闘ってくれています。入院中のベッドの上や点滴中もパソコンを抱えて仕事を続けていたあきこさんですが、4つあるウィッグに「じゅんこ」や「かおる」、「りん」と名前をつけるなど、お茶目な一面も。

会社の制度や支援、家族とのコミュニケーション、仕事への責任感について、収録後のオフライン・トークでも多くの質問が出ました。
あきこさん、長時間にわたるインタビューおよびアフター・トーク、ありがとうございました。がんノートは、あきこさんを応援し続けます。そして、これからもがんノートの活動にご支援をよろしくお願いいたします。

あきこさんの、いま闘病中のあなたへは、

「分かち合う仲間がきっといるよ」

病院で同室になった「戦友」とは、まず自己紹介。お見舞いのお菓子を分け合ったりと、情報交換しながら励ましあいました。この3人とは今でも交流を続けているそうです。また、あきこさんは、会社で実施していた「ピンク・リボン・キャンペーン」の一環で社内に放映されるビデオに出演され、社内から「実は私も・・・」、「今の部門の環境では、周りに話せない」、「ぜひ、話を聞きたい」など、大きな反響があったそうです。

いろいろな理由で大変な人を受け入れ、助け合っていける世の中になることを願っています、と締めくくりました。

アーカイブ動画情報

イベントは終了しましたが、当日放送した動画をYouTubeがんノートチャンネルからご覧いただけます。

がんノートYouTubeチャンネル

日時
2018年10月28日 1:00 pm /  東京都
※ このイベントは終了しました
場所
国立がん研究センター中央病院8階 患者サポート研究開発センター
〒104-0045 東京都中央区築地5丁目1−1
※8Fですので、ご注意ください。
<最寄駅>
都営地下鉄 大江戸線 築地市場駅A3番出口から徒歩3分
東京メトロ 日比谷線 築地駅2番出口から徒歩5分
東京メトロ 日比谷線・都営地下鉄 浅草線 東銀座駅6番出口から徒歩5分
東京メトロ 有楽町線 新富町駅4番出口から徒歩10分
ゲスト
乳がん経験者 あきこさん
スケジュール
・がんノート生配信
・Q&Aセッション
・写真撮影
参加費
無料
募集人数
20名程度
がん経験の有無・性別・年齢を問いません。お友達なども誘って気軽にご参加ください。
ドリンク持ち込み可。ご持参ください。
※食事などは会場の都合上、出来ません。
参加申込方法
1)可能な方は、Facebookイベントで「参加する」ボタンを押してください。
2)Facebookをされていない方は、ふらっとお越しいただいても問題ございません。