【第112回】がんノート公開生放送

がん経験者によるインタビュー生放送番組「がんノート」 2019年6月23日(日)は 脳腫瘍経験者 野口 尚利さんへインタビューを行いました。

イベント報告

野口さんは高校のバスケットボール部で部活に励んでいた頃、ある日汗をかかなくなったことに気がついたそうです。おかしいと感じた野口さんは病院で診察を受けますが、無汗症と言われます。その後も汗をかくことなく過ごしていましたが、そのうち頭痛が激しくなり再度病院を受診し詳しい検査を受けたところ、脳腫瘍だと診断されたそうです。腫瘍のある部分が脳の奥の方だったため、抗がん剤と放射線での治療となりました。高校生の野口さんにとってこの治療はとても辛いものだったようです。治療を終え見事大学へも合格し、現在教師になるために勉強中です。2年間の治療が終わった後医師から「よくがんばった、握手しよう」と言われ握手したところ、ぎゅーっと手を握られとてもPowerをもらった気がしたそうです。それがきっかけとなって、色々な人と握手をしPowerをもらってそれを元気玉という形で現在闘病中の方に贈るというHand Ring Projectという活動をされています。

野口尚利さんの「今闘病中のあなたへ」は、
「ありのまま生きれば勝ち」です。
病気のおかげでいつ死ぬかわからないという焦燥感のようなものがあり、思い立ったことは今やっておかなければできなくなるかもしれないという思いを常に持っているとのことです。だからこそ、ありのまま生きればそれでいいのだというメッセージです。実は数年前にお母様をがんで亡くされた野口さん、余計に命の大切さ、今を生きることの意味を感じているのだと思います。

かなり緊張していた野口さんですが、放送後には滑らかにお話をしてくれました。ぜひ1年後、活動の成果を報告にまたいらしてください。がんノートは野口さんの活動を応援しています。ご出演ありがとうございます。これからもありのまま、素直な気持ちを大事にがんばってください。

アーカイブ動画情報

イベントは終了しましたが、当日放送した動画をYouTubeがんノートチャンネルからご覧いただけます。

がんノートYouTubeチャンネル

日時
2019年6月23日 1:00 pm /  東京都
※ このイベントは終了しました
場所
国立がん研究センター中央病院8階 患者サポート研究開発センター
〒104-0045 東京都中央区築地5丁目1−1
※8Fですので、ご注意ください。
<最寄駅>
都営地下鉄 大江戸線 築地市場駅A3番出口から徒歩3分
東京メトロ 日比谷線 築地駅2番出口から徒歩5分
東京メトロ 日比谷線・都営地下鉄 浅草線 東銀座駅6番出口から徒歩5分
東京メトロ 有楽町線 新富町駅4番出口から徒歩10分
ゲスト
脳腫瘍経験者 野口 尚利さん
スケジュール
・がんノート生配信
・Q&Aセッション
・写真撮影
参加費
無料
募集人数
20名程度
がん経験の有無・性別・年齢を問いません。お友達なども誘って気軽にご参加ください。
ドリンク持ち込み可。ご持参ください。
※食事などは会場の都合上、出来ません。
参加申込方法
1)可能な方は、Facebookイベントで「参加する」ボタンを押してください。
2)Facebookをされていない方は、ふらっとお越しいただいても問題ございません。