【第120回】がんノート公開生放送

イベント報告

乳がんの検査は定期的に受けたいたMikaさんですが、2017年に受けた検査で左胸に怪しいものがあると告げられます。ご自身で触ってみても石みたいにゴロっとした感覚のものがあったそうです。実はその前年に妹さんに乳がんが見つかっており、Mikaさん自身も気をつけていたそうです。その後のMRI検査で右にもあるみたいだとわかります。病理検査の結果、あまり顔つきのよくない腫瘍だと判明し、両側全摘、その後抗がん剤治療、現在もホルモン療法を続けていらっしゃいます。遺伝子検査を受けられたのですが、検査の結果は自分自身だけでなく親族全部に及ぶという影響の大きさに受けるかどうかをかなり悩まれたそうです。Mikaさんご自身にもお嬢さんがいらっしゃいますし、姪っ子さんもいらっしゃるという状況、結果は陰性だったけれど、その結果をストレートに良かったと思えなかったとお話しされていました。

Mikaさんの今闘病中のあなたへは、
「Let it be!」です。ありのままでいい、そのままでいい、無理なんてしなくていいというメッセージです。治療後、Mikaさんは元の場所に戻ろう戻ろうとしていたそうです。でも違う道でもいいんじゃないか、元に戻らなくても新しい自分でもいいんじゃないかと思えるようになって、楽になったそうです。

Mikaさんは病気前、医療関係のお仕事をされていました。そのため人よりも知識も多く、患者本人なのに周りから頼られることが多かったそうです。病気だけでなく、ご家族との関係でも色々なことを乗り越えられたMikaさん、一度リセットしたいという思いから今はお仕事を中断されています。うん、それでいいのです。また自分の気持ちが整って、周りの環境が整えば自然とやるべきこと、いるべき場所が見えてくるはずです。がんノートはMikaさんのこれからを全力で応援します！