【第109回】がんノート公開生放送
がん経験者によるインタビュー生放送番組「がんノート」 2019年5月12日(日)は、乳がん経験者 戸村あずささんへインタビューを行いました。
イベント報告
戸村さんはご結婚され妊娠6ヶ月と言う幸せの絶頂期に乳がんが発覚しました。胸に小さなしこりを感じご主人に相談されたところ、ご主人からすぐに病院に行くように言われ受診したそうです。超音波検査の結果、ほぼ悪性だろうとの診断を受けます。お腹の中の赤ちゃんのことをまず第一に考え、ネットで妊娠中のがん治療の症例の多い病院を探し紹介状を書いてもらったそうです。手術、その後の第1回目の抗がん剤を経て、無事女の子をご出産されました。出産後にも抗がん剤を受けられましたが、髪が抜けたこともあって家に引きこもりがちの育児となり、かなり孤独を感じられたそうです。その後今年に入ってから1念発起、SNSで乳がんであることをカミングアウトされ、素敵なマタニティ記念の写真を公開されました。
戸村あずささんの「いま闘病中のあなたへ」は、
「全ての事に意味がある」です。
幸せの絶頂期にがんを宣告され奈落の底へ突き落とされた気分だったと語った戸村さんですが、お子さんがキャンサーギフトだとおっしゃっていました。お子さんができたからこそ女性ホルモンが増え、急激にがんが大きくなり自分で異変に気づくことができた、子供ががんを教えてくれたのだと語っていました。どんなことにも必ず意味はある、そう思うことでどんな経験も糧にできるというメッセージです。色紙につけてくれたウサちゃんの折り紙はお嬢さんと一緒に作ったそうです。ウサギは前にしか進まないから、前進あるのみ!!という思いがこめられています。
現在ホルモン療法を受けている戸村さんですが、一時期ホルモン剤を飲むことを中断していたそうです。どうしても二人目の子供が欲しくなり、またホルモン剤の影響からうつ状態がひどくなり治療を続けることが精神的に辛くなったそうです。しかし、そんな戸村さんをご主人はしっかりと受け止め、戸村さん自身の体のことを第一に考えて説得をされたそうです。底から這い上がってきた戸村さんの背中を必ずお子さんは将来誇りに感じることと思います。これからも子育てにマラソンにがんばってください。
- 日時
-
2019年5月12日 1:00 pm / 東京都
※ このイベントは終了しました - 場所
- 国立がん研究センター中央病院8階 患者サポート研究開発センター
〒104-0045 東京都中央区築地5丁目1−1
※8Fですので、ご注意ください。
<最寄駅>
都営地下鉄 大江戸線 築地市場駅A3番出口から徒歩3分
東京メトロ 日比谷線 築地駅2番出口から徒歩5分
東京メトロ 日比谷線・都営地下鉄 浅草線 東銀座駅6番出口から徒歩5分
東京メトロ 有楽町線 新富町駅4番出口から徒歩10分 - ゲスト
- 乳がん経験者 戸村あずささん
- スケジュール
- ・がんノート生配信
・Q&Aセッション
・写真撮影 - 参加費
- 無料
- 募集人数
- 20名程度
がん経験の有無・性別・年齢を問いません。お友達なども誘って気軽にご参加ください。
ドリンク持ち込み可。ご持参ください。
※食事などは会場の都合上、出来ません。 - 参加申込方法
- 1)可能な方は、Facebookイベントで「参加する」ボタンを押してください。
2)Facebookをされていない方は、ふらっとお越しいただいても問題ございません。