【第118回】がんノート公開生放送
がん経験者によるインタビュー生放送番組「がんノート」 9月7日(土)は ホジキンリンパ腫経験者 松浦美郷さん、同じくホジキンリンパ腫経験者 本田莉菜さん、胚細胞腫瘍経験者 坪田悠さんへインタビューを北海道、Cannetさんとのコラボで行いました。
イベント報告
大学生だった頃、倦怠感、寝汗などの症状から病気に気がつき、病院で受診した松浦さん、検査の結果ホジキンリンパ腫と診断されます。一旦治療を終え大学にも復学しますが、その後に再発したことがわかります。再発後の治療はかなり大きなものになるため未受精卵の凍結保存を勧められ行ったそうです。血を全部入れ替える治療も経験し、今はなんと医者になるため元気に大学に通われています。
松浦さんのメッセージは「わがままになろう!」です。辛かったら辛いと周りに伝えよう、そうすれば周りとより良い関係ができるよ、正直になろうというメッセージです。
鎖骨の上あたりに小豆大のしこりを見つけたのが始まりだったという本田さん、その後首にもしこりを見つけさすがに変だと病院を受診します。エコーをしてもらうと5、6個ゴロゴロあるよと医師から言われ、CTの結果悪性である可能性は五分五分だと告げられます。が、ホジキンリンパ腫であることが判明し、抗がん剤の治療を受けます。治療開始までベッドの空きの関係で少し時間があった本田さんは今しかできないことをやろうと動物園に行き、生物を食べたそうです。病院のベッドの上でがんノート見ていてくれたという本田さん、今度は自分が発信する側になりたいとありがたいことにご出演頂きました。
本田さんのメッセージは、「できないことを数えるのではなく、できることを数えよう。」です。できないことはできないでいい、それは仕方がないのだから、それよりもできることを数えよう、そのほうが前向きに治療にも臨めるよというメッセージです。
北海道から就職のために群馬に引っ越し忙しい新入社員1年目を過ごしていた坪田さんですが、ある日体を伸ばすと胸に変な痛みを感じたそうです。病院に行くも痛み止めを処方されるだけでこれといった治療を受けなかったのですが、その後耐えきれないような痛みに襲われ、夜間の救急病院を訪れます。レントゲンでの検査の結果、今すぐ大きな病院へいたほうがいいと言われます。検討した結果北海道での手術を選択し、手術後の病理検査でがんだと判明します。なんと職場への診断書で自分ががんだと知ったそうです。
坪田さんのメッセージは「甘える。」です。まだ若く病院に入院していた坪田さん、もっと看護師さんや周りの人に甘えればよかった、AYAという年代のメリットをもっと使えばよかったと思ったそうです。
北海道という土地柄、人口密度が低いこともあり、通院が困難だったり妊孕性への理解が進んでおらず、凍結保存を諦めなければいけない患者さんも多くいらっしゃると皆さんお話しされていました。少しでも地域格差がなくなりますように、今後もがんノートは活動を続けます。松浦さん、本田さん、坪田さん、ご出演ありがとうございました!!まだまだお若い皆さんの将来をがんノートは応援しています!
- 日時
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2019年9月7日 1:00 pm / 札幌市
※ このイベントは終了しました - 場所
- 南大通ビル本館4階会議室
札幌市中央区大通西10丁目
<最寄駅>
地下鉄東西線11丁目駅徒歩1分 - ゲスト
- ホジキンリンパ腫経験者 松浦美郷さん、本田莉菜さん/胚細胞腫瘍経験者 坪田悠さん
- スケジュール
- ・がんノート生配信
・Q&Aセッション
・写真撮影 - 参加費
- 無料
- 募集人数
- 20名程度
がん経験の有無・性別・年齢を問いません。お友達なども誘って気軽にご参加ください。
ドリンク持ち込み可。ご持参ください。
※食事などは会場の都合上、出来ません。 - 参加申込方法
- 1)可能な方は、Facebookイベントで「参加する」ボタンを押してください。
2)Facebookをされていない方は、ふらっとお越しいただいても問題ございません。