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【サポーターインタビュー】アフラックが「がんノート」を支援するワケ

広報部 社会公共活動推進課
課長 伊藤春香さん、課長代理 時津英介さん、主任 天野友貴さん、副主任 熊上敦子さん、(写真は+広報部長 黒田匡人さん)
インタビューアー:がんノート代表 岸田徹
写真・文:木口マリ

がんノートは、たくさんの人々や企業の協力によって運営されています。今回は、共にがんノートを盛り上げてくれているサポーターのひとつアフラック広報部のみなさんにお話をうかがいました。

「がんノートを支援する理由」や、「これからのがんノートには、こんなことをしてほしい!」のほか、「がん保険を扱う会社だからこそ」のトークまで、興味深いお話が満載!聞き手は、がんノート代表の岸田徹です。

「告知をしないことが当たり前」だった時代に、“日本初”のがん保険を発売!

岸田:今回は、がん保険で知られるアフラックさんにお邪魔しています。まず御社の紹介をお願いします。

伊藤:アフラックは、1974年に日本で初めてがん保険の販売を始めた保険会社です。
その後、痴ほう介護保険と医療保険が加わり、保険の中でも第三分野といわれる分野に強みがあります。
ちなみに、痴ほう介護保険はアフラックが世界で初めて発売しました。
直近では、病気やケガで働けなくなった時の収入減少をサポートする「給与サポート保険」を昨年(2016)発売しました。
今では、がん保険、医療保険、給与サポート保険の3本柱で、皆様の「生きる」をサポートしています。

岸田:まじっすか!……すみません、リアクションが大きくなってしまいました(笑)。

伊藤:ありがとうございます。
アフラックの社名が、あまり認知されていなかった時代は、他社と間違えられることもあったのですが、今では2400万件を超える契約をお預かりする会社にまで成長しました。

岸田:すごいですね!
契約件数を単純計算すると日本でだいたい5~6人に1人の割合でアフラックさんの保険に入っていることになりますね。
しかし、がん保険の発売を開始した当初は、まだがんの告知がタブー視されていた時代ですよね。
いろいろと大変なこともあったのではないでしょうか。

伊藤:今から30年位前に、私の知り合いでがんの手術を受けた人がいるのですが、本人には告知されなかったので、当時はがんになっても本人に告知することの方が珍しかったと思います。
おっしゃるとおり、「がんの告知」自体がはばかられるような時代だったと思います。




(伊藤春香さん)

時津:そのころ、お客様に給付金をどうやってお支払いするか、試行錯誤していました。
本人はがんであることを知らされていないので、ご家族から請求のご連絡をいただいていました。
診断書に「がん」と書いてしまうと本人に分かってしまうため、医師も病名を書かなかったこともあったんです。
その時は治療経過から「がんだろう」と推測したうえで給付金をお支払いしていました。
また、書類を自宅へ郵送するにしても、ご本人がアフラックからの封筒を受け取ってしまうと「何かあったのでは?」と思われてしまうため、社名の入っていない封筒で送るなどの工夫をしていました。

アフラックが「がんノート」を支援しようと思ったワケ


岸田:アフラックさんが「がんノート」を支援しようと思ったきっかけについて教えてください。

伊藤:アフラックはがん保険から始まった会社なので、「がんと闘う方々とそのご家族の力になること」「がんを知り、自らの予防につながる行動に移してもらうこと」を、社会貢献活動のミッションとしています。
現在は、本当に多くのがんに関する情報が得られる時代で、がんに関係した団体もたくさんあります。
その中でも特にがんノートに注目したのは、がんを経験した方々の“本音トーク”を聴ける点です。
また、「若くしてがんになった人たちをバックアップしていきたい」という意気込みをがんノートに感じたのもひとつですね。
これまで、がんは中高年の病気というイメージがありましたが、若い働く世代の人でもがんになってしまう場合があるのが現実です。
その中で、実際にがんになった人たちが登場して、「がんになってもがんばれるんだよ」と示してくれることに力強さを感じました。

熊上:アフラックでは、2016年から「がん経験者支援」の活動を始めています。
支援先を検討するにあたって、「発信力のある団体」を選びたいという思いがありました。
やはり、がんに関心がある人は、自分や家族ががんに罹ったことがあるなど、“がんが身近にある人”であることが多いと思います。
がんについて世の中のもっと多くの人に知ってもらうためにも、がんに関わりのある私たちが発信していくということが、大切な仕事のひとつだと思っています。

(中央:熊上敦子さん)

社内でも動きつつある、「がん」への理解


岸田:がんノートの支援を始めてから、社内で変化したことはありますか。

伊藤:実は、私は、広報部に来るまで「AYA世代(※)」という言葉を知りませんでした。
がん保険の会社であっても全員が十分に理解できているかというと、そうではないところがあるのが現状です。
その中で、がんノートや岸田さんがアフラックに関わっていただくようになり、社員のがんに対しての理解が広がってきていると感じています。

岸田:変化が起きているのは僕としてもうれしいです(笑)。
現役世代ががんになることも含め、世の中ではマイノリティ(社会的少数派)・ダイバーシティ(多様性)の問題が問われるようになっています。
それらに関して、アフラックさんが社内で行なっている活動はあるのでしょうか。

伊藤:やはり社員の中にも、持病があったり、家族の介護をしながら働いていたりする場合もあります。
社員一人ひとりが自分の置かれている環境下でどうやって成果を出していけるか、というところがポイントだと思っています。
社内でのがん経験者の支援というのも、確実に「ダイバーシティの一環」だと思っています。
今年は熊上が中心となって、がん経験者支援に関するeラーニングを行いました。
これは反響がとても大きかったですね。
アンケートのコメント欄に、自身や上司のがん体験や仕事へどう復帰したかなど、普段では語ることのなかったことが書かれていたり、この時の資料を「社内や代理店の研修資料として使いたい」という声もあったほどでした。
多くの社員に、「会社の中でいい環境を作っていきたい」という思いがあるのだな、と感じました。

岸田:アンケートのコメント欄って、普通ならスルーしてしまう人が多いのに、そこに色々と書かれていたのはすごいですね。アフラックの社員さんは、みなさん能動的に何かを変えていこうとされる意識が強いということですね。

※AYAとは、Adolescent and Young Adultの略で15歳~39歳までの思春(Adolescent)・若年成人(Young Adult)のこと。その世代の年代の人のことをAYA世代と呼び、その年代のがん患者や経験者のことをAYA世代のがん患者(経験者)という。

これからのがんノートには「コレをやってほしい!」

岸田: がんノートのメインである「インタビュー生放送」をどのように思いますか。僕としてはもっと切り込んでいけるのではないかと思っているのですが(笑)。

時津:がんを経験したことのない私の視点ではありますが、「もっと切り込んでもらってもいいかも」と思うところもありますね。
がん経験者が集まってウィッグを試着し、「これ、いいね」「これはダメだ」と語り合う企画なんかは面白そう!
そのほか、ご家族の話も聞いてみたいですね。家族は言わば、“第2の患者”ですから。
「家族としてどのように接してきたか」というようなお話を聞いてみたいです。
あと、お医者さんのぶっちゃけトークなんかにも興味があります。

(時津英介さん)

岸田:やるとしたら絶対、本音トークでやりたいですね。いつか炎上するかもしれませんが(笑)。
だけど、それが患者やご家族、現場の方々の本音だったらその生の声を大事にできればと思っています。
それが今の社会に必要だと思っていますので。

「がんに関する社会貢献活動ナンバーワン!」と言われるように。


岸田:それでは最後に、がんノートへのメッセージをお願いします!

伊藤:とても期待しています。お互いに協力して、様々な方向に広げていけたらうれしいです。

天野:がんノートさんは、がんを前向きに発信されているところがいいと思います。
特にAYA世代の方のお話は響くものがあります。
アフラックも、「がんに関する社会貢献活動ナンバーワン」でいたいと思っていますし、がんノートだから、そして私たち企業だからこそできることを考え、お互いに頑張っていけたらと思っています。


(天野友貴さん)


熊上:私の友人もがんノートに登場したことがあります。
これまでもたくさんの方がご自身の経験をお話されていますが、まだまだ氷山の一角だと思うんです。
がん検診でひっかかった話でさえ、だれにも言えない人もいると思いますし、がんノートの活動が、少しずつその氷山を溶かしていけるようになればいいなと思っています。

岸田:これからもがんばって発信していきます!本日は、ありがとうございました!

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